お芝居においてまねをすることの本当の意味は?

よく言われることではありますが、真似をすることというのはとても重要なことだとよく言われます。

ファッションが素敵な人をまねることや、スポーツなどでもうまい人のやり方をまねるなどあります。

自分のプライドをかなぐり捨てて真似をすることが達成への近道であると言われます。

お芝居の世界でも物真似芸というものが昔からあるように真似をすることの重要性を説いております。

勝慎太郎さんもこのようにおっしゃってます。

これは芸を覚えるときの段階で、「まねる」は自分の師匠の芸を徹底的にまねする段階。

次の「まねぶ」はまねして身に着けた殻を破って、自分らしさを出していく段階。

「まなぶ」はその自分らしさから自分の芸風を確立していく段階ということらしい。

初期の段階では何も無いので芸を真似をすることから始めるというのがとても重要である。

伝統芸能である能の稽古では初心者は型を細部まで徹底的に真似ることからはじまります。

ホリエモンこと堀江貴文さんもずは先人の事例をパクらないと次にいけない

基礎もできていないのに、オリジナリティを出そうとするからうまくいかないというふうに言っております。

これだけみんなが口を揃えて言っているのだから真似をするということはとても重要なのでしょう。

確かにそうです。だから僕はうまいと思う人や自分の好きな役者さんをみて模倣しようとしました。

結果としてどうなったのかというと・・・全くうまくなりませんでしたよ。

全くというのは嘘かもしれませんが、自分の中で全然前に進んでいる感じがしなかったのです。

きっと真似をするという方法でつかめる人はつかめてしまうんだろうとは思います。

しかし僕の場合はこんなに全力で真似をしているのにどうしてなんだろう?

何でうまくならないんだろうか?と考えてきました。人の真似をしてもうまくいかない理由を考察していきたいと思います。

[say name=”大鳥千里” img=”https://yakusyanomiti.com/wp-content/uploads/2019/02/演劇部後輩 怒-3.jpg” from=”right”]???? 真似しちゃいけないんですか?[/say][say name=”多摩原成美” img=”https://yakusyanomiti.com/wp-content/uploads/2019/02/演劇部1-3.jpg”]そういうわけではないの。

むしろ模倣して自分のものにできるならばガンガン模倣した方がいいんだけど。

ある程度演技力がないと、 ただの二番煎じ、もしくは劣化版の演技で終わってしまうのよ。

誰もが千里ちゃんみたいに簡単に真似できるわけじゃないのよ。[/say][say name=”大鳥千里” img=”https://yakusyanomiti.com/wp-content/uploads/2019/02/演劇部後輩 あわわわ-3.jpg” from=”right”]先輩!心外きわまりないっす! あたしだってそれなりに苦労してるっすよ!![/say][say name=”多摩原成美” img=”https://yakusyanomiti.com/wp-content/uploads/2019/02/演劇部1-3.jpg”]ああ、ごめんね! そういうつもりじゃなかったの。

真似して上手くいくならガンガン真似をして

もしもそうじゃなかったら演技力が不足しているから演技力を高めることにフォーカスするべきってことを言いたかったの。

ほらスポーツとかでもさ。

高度なプレーをするために身体を鍛えたりビデオでフォームをチェックして何回も動きをチェックしたりするでしょ。

厳密に言えばお芝居とちょっと違うけど近い例えで言うならばこういうことなの。[/say][say name=”大鳥千里” img=”https://yakusyanomiti.com/wp-content/uploads/2019/02/演劇部後輩 ドヤ顔-3.jpg” from=”right”]なるほど・・・納得っす!

まああたしはある程度できちゃうんで、あんま関係ないっすね![/say][say name=”多摩原成美” img=”https://yakusyanomiti.com/wp-content/uploads/2019/02/演劇部1黒い笑み-3.jpg”]こいつ・・・・!![/say]

真似をする側にもある程度の力量は必要

お芝居初めて間もないころは自分より優れている役者さんのお芝居をみて、真似をしろとはよく言われることです。

ただ真似するというのはとても難しいことなのです。特に高い次元になればなるほど難易度はあがります。

お芝居に関しては自分よりも優れている人のお芝居をみても

それがどうやって成立しているのかは自分がある程度の力量が無いとよくわからないのです。

上手いのはわかるけど自分がどうしたら上手くなるのかはわからない。この状態になってしまいます。

スポーツでもある程度の身体能力や基礎能力が無いと真似をしてもできなかったりするのと同じなのです。

はるか格上の人の場合はすごすぎて真似できない場合もあります。

初期の頃はオリジナリティーを出そうとする必要は確かに無いかもしれませんが。

真似をすることも初期の頃は難しいということを覚えておいてくれたらと思います。

真似するなとは言いません。

時には真似をすることも必要なのです。そのうえで真似をするということを考えていただければ幸いです。

成功者の真似をすればいいということに関して

よくビジネス本などで成功者の真似をすればいいとよく言われたりしております。

おそらくルーツは堀江貴文さんだとは思いますが。

成功している人の真似をそっくりそのまましていけば自分も成功できるということなのです。

しかしこの方法で成功するのは難しいと思います。

成功者と自分というのはどこまでいっても違う人間だからです。

方法を真似していたとしてもどこか細かいところで違ってきます。

違う人間なのだからどこかしら違ってくるのです。

演技を真似る場合でも同じで、自分とは違う人のことを真似をしたとしても全く合わない場合もあるのです。

真似をするということにとらわれた場合、演技上達が目的ではなく真似をすることが目的になってしまう場合があるのです。

真似をするということにとらわれない方がうまくいく場合もあります。

真似をしてうまくいきやすいものとは?

真似をしてうまくいきやすいものは色々あるとは思います。

例えば料理とかがそうで、真似をしやすいうえに真似をしたことでいい結果につながりやすいのです。

なので料理人の中には自分があみだした味を人に教えたがらない人もいます。

形としてはっきりと視認しやすいものが真似をすることでうまくいく事例なのではないかと思います。

ダンスやアクションなどもいかにいい動きを真似することによって大幅に上達したりするのです。

演技において真似をすることの意味とは?

演技において人の真似をするときに考えなければいけないことは、

この人のお芝居を真似た結果、自分がその演技を使いこなせるかどうかだと思います。

合っていたら取り入れて吸収していけばいいのです。

真似をした演技が感覚的に合わない場合は力量が足りていないもしくは、

違う人間だからお芝居自体が合っていないかの違いでしかないのです。

極端な例えを出すと男性が女性のメンタルの繊細な部分を演じるとなるととてつもなく大変です。

男が無理やりそのあたりを見たまま真似で演じるととてもイタイことになります。

自分の中である程度とりいれていいお芝居そうでないお芝居の違いを判断ができる基準をもつことが必要になってきます。

何がいいたいかと言うと、いいとこどりしようということです。

真似をしてみて自分に合っていたら取り入れる。合わなかったら何か原因があるのでひとまず置いておくという考えです。

どちらかというとそのような見極めができることが重要なのではないかと思っております。

極端に言うと、お芝居を完全コピーできる技術があればもしかしたらどんなお芝居もできるかもしれません。

しかし、人間そこまで器用ではありませんし、お芝居初心者の方は真似をすることにフォーカスすることよりも、

しっかりと土台となる演技力を磨くことに集中する方がいいと思います。

まとめ

今回は真似をすることについて考察していきました。

真似をすることは悪いことではありません。(もろパクリでパクったもので商売をするのはきっとダメですが)

ある程度自分の技術を向上させるめの参考にする程度に考えていければいいと思います。

ただ真似をすることは高いレベルになればなるほど難しいのです。

自分の中にとりいれることができるかどうか合う合わないか精査したうえで実践していけるといいのではないでしょうか?

こちらに本記事の概要をまとめておきます。

[memo title=”真似をすること”]

・真似をすることは大事なことだとよく言われる。

・しかし真似をすることは難しいことだ。

・真似をするだけではいい結果にむすびつかないことも多い。

・ジャンルによっては真似をすることで上達するジャンルもあります。

・自分の中で真似をすることで得られるものがあるかどうか考えられる視点をもてるかが重要です。[/memo]

今回はこれまで!それではまたお会いしましょう!

>Thank you very much for reading the email through to the end.

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I'm glad if you come to read me again

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